NATIVE INSTRUMENTS TRAKTOR SCRATCH A6世界で最もクリエイティブで音質に優れた、デジタル・ヴァイナリ・システム。
クリエイティブなプロデューサーとしての側面を持つDJの多くが、TRAKTORを愛用するのには訳があります。
それは、TRAKTORは基本的なデジタル・ヴァイナリ・システム(以下DVS)としての機能はもちろん、よりクリエイティブな能力を備えているからです。
絶対条件として、DVSには以下の能力が求められます。
・正確なコントロール能力・優れた音質・高い安定性この条件において、TRAKTORは最高の音質、最高のコントロール制動力であると多方面で評価されています。
安定性については、SERATOが勝ると広く言われていますが、これが広がった理由の大きなポイントは、DVSが普及した当時のコンピュータスペックの問題が大きく起因しています。
つまり、SERATOに比べ、TRAKTORは重いというのは本当の事です。
しかし多くのプロフェッショナルがビッグフェスなどで、MACBOOKを傍らにTRAKTORでDJをしているように、今どきのコンピュータは非常にハイスペックですので、TRAKTORの重さは今では問題とは言えません。
そして、近頃のDJは単にDJをするだけでなく、よりクリエイティブなパフォーマンスを行う傾向が顕著です。
始まりはPIONEER CDJによるループパフォーマンスやミキサー内蔵のエフェクトから始まったクリエイティブ志向ですが、どれをとってもTRAKTORがもつパフォーマンス能力はハードウェア/ソフトウェアのなかで最も高機能で高品位。
しかも近年のDJはオリジナルトラックを用いるケースが激増し、ダブの交換などは日常茶飯事です。
そんな側面をもつDJは、よりクリエイティビティの高いパフォーマンスを求め、オリジナルトラックを「壊して再構築」するようなパフォーマンスも多く見受けられるようになりましたが、そんな方々には、絶対にTRAKTORがオススメです。
NATIVE INSTRUMENTSというブランド名が示す通り、「INSTRUMENTS(楽器)」のように、自由自在なパフォーマンス性能においてTRAKTORは、抜きに出たDVSです。
冒頭の話に戻りますが、それ故にクリエイティブなプロデューサーとしての側面を持つDJの多くが、TRAKTORを選択するのです。
TRAKTOR SCRATCH PRO 2 ソフトウェアLOOPING AND CUEING先進的なルーピング機能は、お気に入りのトラックを様々な形で彩ることが可能です。
TRAKTORは、楽曲ごとに自動的にホットキューやループポイントを保存し、いつでも設定したポイントにジャンプすることができます。
EFFECTS30種類以上のスタジオグレードのエフェクト、4つの個別のFXユニット、1つのノブで様々なエフェクト効果を複合可変させるMacro FXは、トラックにエンドレスなテクスチャーを加えることができます。
もしくはあなたの創造性を引き出すためのエフェクトのグループ化とカスタマイズが可能です。
DECKデザインTRAKTORは4つのDECKスロットを持っており、各スロットで任意のDECKを使う事ができます。
選択できるDECKは、以下の3つです。
・一般的なDVSと同様に楽曲を取り扱うのに適したTRACK DECK・外部入力や内部パフォーマンスを取り扱う事ができるINPUT DECK・AbletonLiveのようなパフォーマンス性に長けたREMIX DECKLOOP RECORDERINPUT DECKからの外部入力、TRAKTORのマスターアウト、ループ中やパフォーマンス中の任意のDECKなどをソースとして、即座にレコーディングできるLOOP RECORDERを搭載。
LOOP RECORDERはマスターBPMにピッタリ合う長さで録音する事などが可能で、しかも録音したサウンドを即座にRemix Deckへインポートすることもできます。
Remix DeckAbletonLiveのようにクリップをループまたはワンショットで扱えるRemix Deck。
ひとつのRemix Deckの中で、4CHのマルチトラック再生が可能、各CHには16のクリップを備えることが可能です。
つまり最大で64のクリップを扱うことが可能で、もし4つのDECKスロット全てをRemix Deckにした場合、同時再生16トラック/256クリップを扱うDVSの構築まで可能。
TRAKTOR SCRATCH A10 と TRAKTOR SCRATCH A6この2つのDVSの違いは、インターフェースの入出力数の違いだけです。
TRAKTORソフトウェア側ではステレオ4CHのイン/アウトを持っていますが、インターフェース側の入出力数が異なることで、構築できるDVS チャンネル数が変わってきます。
シンプルに考えると、A6では同時2CHまで、A10では同時4CHまで、コントロールヴァイナルやコントロールCDによる操作が可能という具合です。
TRAKTOR SCRATCH A10コントロールメディアやDVSマルチケーブルがステレオ2CH分しか同梱されていませんが、それらを追加購入すれば最大4つのヴァイナル/CDコントロールが可能です。
なお、TRAKTORは外部入力を受けることができるため、必ずしもインターフェースの入出力をDVSのために使う必要はありません。
つまり、ハードウェア・リズムマシンなどを接続し、TRAKTOR内蔵エフェクトを介して出力なども可能ということです。
またMIDI IN/OUTも搭載しているので、TRAKTORのマスターBPMを出力し、外部シーケンサーなどとBPM同期させるなどの使い道にも長けています。
インターフェースが多入出力仕様ですので、音楽制作する際のインターフェースとしての使い道もありますね。
TRAKTOR SCRATCH A6コントロールメディアやDVSマルチケーブルがステレオ2CH分同梱。
ヴァイナル/CDコントロールも最大2つまでです。
その状況でも、あとステレオ1CHの余りが出ますが、そこに外部入力を受けることでサンプラーなどのポンだし機やカオシレーターなどを導入するのもオススメです。
A10との大きな違いは、マイク入力やMIDI IN/OUTが無いというところ、そこは注意ですね。
関連タグ:ネイティブインストゥルメンツ トラクター DJソフトウェア PC-DJ DVS仕様詳細・対応動作条件は、メーカーサイトの情報をご確認の上、お買い求めください